『銀の街から』を読んでの感想

今回読んだ本は沢木耕太郎が見た映画を短い文章で紹介していくという内容だった。なんとなくふと思い立ったときにパラパラと捲る、そんな本が読みたいなというのもあってアマゾンで買って読み始めた。

やっぱり僕は沢木耕太郎が好きなのだと思った。沢木耕太郎の文章に無駄な部分があるように感じない。余分な部分をそぎ落とし必要な部分を提示する。新聞の連載で字数制限があったということもあると思う。それにしてもその文章のシンプルさに何度もある種の気持ちよさを感じる。それでいて書き手の思いがストレートに伝わり、いちいち大袈裟な言葉を使うでもなく必要な言葉を選んで書かれているのだ。

この本は映画を通して著者に時には教えられ、そしてまた別の項では考えさせられる。

そんな本だったと思う。

銀の街から

銀の街から

 

 

うーん。

隔靴掻痒の感が否めない。文章を書くのは本当に難しい。